瓦って一種類じゃないの? どんな瓦があるのかしら?

 
 一般住宅でよく使われる瓦でご説明します。

   
   
  ●粘土瓦とセメント系瓦の違い
      粘土瓦(陶器瓦)の寿命は、30年以上とも50年以上とも言われているのに比べ、セメント系の瓦の寿命は、だいたい30年が限界だと言われています。また、年数が経過するとセメント系の瓦の色は退色してくるので、塗装などのメンテナンス費もかかります。
長期的にみれば粘土瓦(陶器瓦)の方が、お得だと思われます。
     
  ●いぶし瓦について
      いぶし瓦とは、瓦焼成の最後の段階で瓦をいぶし、その表面に炭素を主成分とする銀色の皮膜を作ることからこの名前があり、和風建築には欠かせない趣があります。なお、経年の変化で銀色がだんだん黒くなっていきますが、この独特の風合いは人によって好みが分かれるところです。
     
  ●釉薬瓦について
      釉薬瓦とは、瓦の表面に釉薬を施して焼き上げることにより、その表面はツルッとした陶磁器のような質感があるものが多く、さまざまな色を出すことができます。
粘土瓦(陶器瓦)は、愛知県産の瓦を「三州瓦」、島根県産の瓦を「石州瓦」、兵庫県産の瓦を「淡路瓦」といいます。これら3つの産地が瓦の全生産量の約85%を占めています。 現在、愛知県産の「三州瓦」は、いぶし瓦や釉薬瓦を含めた年間瓦総数の約60%を占め、国内トップのシェアを誇っています。
     
   ●地域によって、より最適な瓦を選ぶことも大切です。
      海の近くの住宅の屋根瓦には、潮風等による塩害のおそれがありますし、雪の多い地域の住宅の屋根瓦には、凍害のおそれがあります。そういう地域にお住まいのお客様には、弊社では、島根県産の「石州瓦」をお勧めしております。

  島根県産の「石州瓦」とは、 原料の粘土と焼成温度に他産地の瓦との違いがあります。

          

上記の数字でもおわかりいただけるように、「石州瓦」は高温で焼きます。
その高温焼成に耐える粘土が、島根県で取れるということも利点です。
高温で焼き締められた瓦は、吸水率が低くなり、強固なものとなります。
よって、曲げ破壊強度に優れ、耐酸性、耐アルカリ性にも優れているため、
塩害・凍害の他に、酸性雨にも強いと言われています。
     
     
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