平成26年3月31日をもって、国(J-PEC)からの太陽光発電システム補助金制度が、一旦受付終了となりました。
これからは各地方自治体の補助金で対応していく事となるわけですが福岡市をはじめ、
平成25年度・本年26年度での対象内容が大きく変化しており、少し解りにくい部分もあるかと思います。
参考程度ではありますが、簡単にご説明していきましょう。
まず、対象内容の変化ですが・・・、
・補助金申込後に太陽光発電システムの設置ができる状態。
※一般個人の方で10kw未満の場合はHEMSの導入が不可欠となります。
・太陽光発電システム設置のみの場合、2kw以上50kw未満であること。
・10kw以上の全量買取対象となる太陽光発電システムも補助金対象となる。
※1 但し、自立運転機能が必須条件となる。下記説明参照。
・住宅用太陽光発電システムと同時にHEMS(ヘムス)を設置した場合、複合補助の対象となる。
※2 HEMSについても、下記説明参照。
・家庭用燃料電池(エネファーム)の募集が期間ではなく、通年となった。
・補助対象にリチウムイオン蓄電システムと、HEMSが増えた。
おおまかな変更や追加は以上で、後は実際申請するときの内容に変更点がいくつか見られます。
そういった変更点は直接お客様に関わるものでないことが多いので省きます。
※1
全量10kw以上のシステムでも自立運転ができれば対象となる事についてですが
停電時に太陽光発電として発生させた電力をすぐに使えるような装置や設備が整っているかということです。
例えば業務用パワーコンディショナーの場合、自立運転性能や機能がついてないケースもあります。
住宅用パワーコンディショナーは自立機能搭載型が多く、すぐに補助金対象として活用できます。
但し、そこにはデメリットも存在。パワーコンディショナー1台辺りの容量が少ないので複数台設置しなければならなくなります。
その分、投資の部分が膨れ上がる可能性も考えられるのでメーカー選定の基準ともなると思います。
※2
HEMS(ヘムス)についてですが、こちらは説明のあとにメーカーにおけるURLを貼り付けておきますので
そちらも参考にしていただけると解り易いと思います。
省エネ生活を心がけていくうえで、コンセントの差しっぱなしに気を使ったり
エアコンの設定温度を変えたり風量を気にしたり・・・、
最近ではリビングはもちろん、寝室や子供部屋、ゲストルームにもエアコン完備が
当たり前となっている訳ですが、実際にどれだけの効果が出ているのか?
例えばどこの部屋のエアコンが一番電気を使っているのか?
1時間程度出かける時にエアコンをOFFにして行き帰宅し、再度ONにしたほうが節電につながるのか? 設定温度を調整したうえでONにしたまま外へ出かけた方が節電につながるのか?
というそれぞれの省エネ疑問点を数字として具体的に見ることができるので、非常に解り易いものではないでしょうか。
また、メーカーによって多少違いがありますが部屋の照明の明暗・エアコンでの消費電力をコントロールをしてくれるものもあります。その他にも色々出来ます。
今までにない、できなかった省エネを実現できるのがHEMSです。
しかも今回の補助金額が5万円、実際の商品と施工費用の3分の1程度をまかなう事ができます。
新築・既存住宅に関わらず、今後省エネ生活をしていくうえでは欠かせないシステムとなります。
※HEMS+太陽光発電システムを同時に設置する方は、複合補助対象ですので補助金額が10万円になります。
このような省エネ推進していく地方自治体や行政の補助金を大いに活用し、
よりよい未来と明るい節約を実践できることは素敵なことではないでしょうか。
福岡市の行政に感謝しなければなりませんね。
福岡市の補助金について
http://www.city.fukuoka.lg.jp/kankyo/ondan/life/enesys-hojo.html
HEMSについて(メーカーサイトです、参考としてどうぞ)
https://sumai.panasonic.jp/hems/