そして最後になりますが、モジュールの配線が屋根の上で
どうなっているのかを簡単に説明させていただきます。
上の写真:南面・平行四辺形から南面・三角形までのつなぎは写真のとおり、「PFV管」と呼ばれる二重構造になった
耐熱などに優れたもので電気ケーブルを覆い保護します。
なぜ紹介するのかといいますと、こちらの工事で洗濯機の排水ホースレベルにあたるような
強度はもちろん、熱にも弱いものを使用している業者の方々がいらっしゃいます。
二重構造になっていないものは経年劣化で割れたりしますが、簡単に交換できるものではありませんので要注意を。
上の写真:南面・三角形から東面にいき、次に北面側の軒先までと続いていきます。
棟をまたぐ際にも、落下防止用に瓦へ銅線で固定しています。この技術は瓦屋さんにしか出来ないでしょう。
軒先に降ろしたケーブルはそのまま天井裏へ持っていき、なるべく隠蔽(いんぺい)工事となるよう心がけます。
露出設置はなるべく避けますが、そう簡単にはいきません・・・。 ご自宅がツーバイフォーで建てられているものや
ハウスメーカーの建売住宅となるとそのほとんどが露出配管となってしまいます。
必ずしも、隠蔽工事が出来るとは限りません。
上の写真:最後に、天井裏を通した配線は壁を落として1階にある分電盤周りへ持っていきます。
今回のパナソニックは室内へ次のようなものを取付けすることになっています。
・接続箱 (6枚のモジュールで1系統となります、今回は3系統。その配線をまず一箇所にまとめるもの)
・パワーコンディショナー (接続箱につながれ、直流で生み出された電気を交流という種類の電気に変換するもの)
・送信ユニット (今回はワイヤレスリモコンを使用、発電・売電状況を電波でリモコンへ送る為のもの)
・太陽光発電システム専用のブレーカーBOX
以上のようなものが室内に取り付けられました。多いと感じる方もいらっしゃると思います。
各メーカーによって違いがありますので、気になる方は検討時にご相談下さい。
以上が今回の施工例のご紹介でした。
次はコーナーパネルを使ったご自宅を紹介させていただきます。