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尾籠瓦工業です。
今回は瓦の葺き替え工事を行ってきました。
セメントから陶器瓦への葺き替えです。
既存の瓦を撤去します。
水のシミがありますので雨漏りもしていたかもしれません。
ルーフィングや桟木などを撤去します。
野地板がベニヤ板なのでこのままでは強度が弱いため、板を張りなおします。
ベニヤが腐れてる場合はベニヤの撤去も行いますが、今回はその上に重ね張りを行います。
ルーフィングを張ってこの日は終了です。
翌日が雨予報だったためこのあと、この上にブルーシートを張って帰りました。
雨も朝方で止んだため、昼前から作業を開始しました。
瓦を引っ掛ける為の桟木を打ち、棟には強力棟施工の為にのベース金具をビス止めします。
全員で瓦を運びます。
瓦を葺き終えて、後は棟施工です。
棟際の半端の瓦の下に南蛮漆喰を引いてコーキングで固定します。
さらに、強力棟の上部金具を取り付けます。
次に熨斗を置く為の南蛮漆喰を決められた幅で置いて行きます。
南蛮をコテでなでて表面を綺麗にしてから熨斗を取り付けていきます。
強力施工のため、多少手間がかかりますが、そこはきっちりと行います。
向かい合わせた熨斗同士を銅線で結び、落下を防ぐ施工にしています。
また横の熨斗同士をコーキングで固定しています。
耐震施工の強力棟金具に防腐木を通してビス止めします。
一段目と同じ要領で熨斗を2段、3段と取り付けていきます。
最後に棟丸を納めます。
この丸瓦は昔は置くだけ、それが銅線で結んでいましたが、今では強力にするため、
棟の中に通した防腐の木にビス止めすることで、棟が屋根(野地板)と一体化します。
それにより、台風で飛んでいくこともなく、地震にも強い棟に仕上がります。
これで、葺き替え完了になります。
見た目は、昔ながらの和型の瓦に三段の熨斗棟ですが、中身は防災瓦を使用していますので、
瓦が風で飛ぶ可能性が低く、地震にも強い。
また棟も野地と一体化した強力棟の耐震施工。
1年365日、家を守り続ける屋根です。
日照らし、雨さらし、で頑張っています。
家を守るのは屋根の仕事。
その為の良い瓦。
良い瓦を十分に生かすための正しい施工をする屋根工事会社。
尾籠瓦工業はそう考えます。
気になられた方はお気軽にお問い合わせください!!!