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瓦の劣化について | 福岡市南区の尾籠瓦工業

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尾籠瓦工業です。

 

今回は瓦の劣化についてお話します。

皆さんは、瓦の劣化と聞いてどのような状態を想像されますか?

瓦に苔がついたり、変色などかとおもいます。

それらも劣化の一つではありますが、

一番に目に見えて分かり易いのが、割れです。

割れと言ってもいくつかあり、

瓦を止めている昔の鉄釘が膨張し、瓦を割ってしまう場合。

写真のように瓦の使用年数や環境、瓦の品質よってですが表面の割れなどがあります。

このような状態を見れば、だれが見ても「大丈夫かな?」と

心配されるかと思います。

 

ただし、目では変わらない瓦の劣化があります。

この写真の瓦の劣化を見ると不安に思われると思いますが、

瓦を葺いた状態では上の瓦が重なり、劣化個所は見えなくなります。

雨が風によって瓦をさかのぼっても、赤丸の部分で水が止まる設計なっています。

劣化した写真は赤丸部分が解けてなくなってしまっているため、雨が瓦の下に落ちていきます。

雨水が瓦から中に入ると、防水シート(ルーフィング)、野地板へと落ちていきます。

写真のようにルーフィングが破れ、野地板の隙間から部屋の天井へと雨水が落ちていきます。

 

お客様とお話しさせて頂くと、普段の雨ではわからないが、

強い雨や風が強い時だけ雨が落ちる音がするなどをよく聞きます。

普段の雨では入り込まないところまで雨が吹き込んでいるからだとおもいます。

 

近年、日本はゲリラ豪雨や長雨などで気候の変化が起きているように思います。

それで合わせて、瓦職人も新しい瓦や安心で安全な新しい施工法を考えて取り組んでいこうと思っています。

 

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