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尾籠瓦ニュース

コロニアル等のスレート瓦のメンテナンス

ご覧いただきありがとうございます。

尾籠瓦工業です。

 

今回はコロニアル等のメンテナンスをする前に、

KMEWが製造しているスレート瓦の種類を紹介します。

・ROOGA(ルーガ)シリーズ(厚型スレート瓦)

・GroundNext(グランネクスト)シリーズ

・カラーベスト プレミアムグラッサシリーズ

・カラーベスト グランデグラッサシリーズ

・カラーベスト 遮熱グラッサシリーズ

・カラーベスト グラッサシリーズ

・カラーベスト クァッドシリーズ

これらが、現在のラインナップになります。

特にクァッドシリーズ以外の商品に関しては、高級・高耐候商品で色保障が10年保証があります。

メーカーメンテンナススケジュールによる、10年毎の定期メンテナンスは必要であるが、

施工から30年前後で屋根瓦塗装を推奨。

クアッドシリーズに関しては、約10年毎のメンテナンスと再塗装を推奨されています。

 

ここまでは、メーカーのお話で次は瓦屋目線でのお話。

 

まず定期メンテナンス。

異常がないかの点検作業は必要とおもいます。

期間は10年毎、5年毎でも雨漏りしてからでは遅いので、車と同じで定期点検をお勧めします。

 

次に屋根塗装について。

極論からいいますが、色あせてても、苔が生えてても、雨漏りしていなければ

塗装をするかしないかは、お客様の自由です。

どのシリーズの瓦でも、立地状況により日当たりが強い面や湿気がたまる面では

色あせや苔ができる、また干割れなどができる可能性もあります。

それでは雨漏りがなく、美観を気にしないのであれば塗装の必要はありません。

ただし、干割れは瓦の差替えやシールング加工が必要です。

 

結論と今後のポイント。

屋根塗装は、雨漏りしていなければお客様の自由です。

家の気分を変えて別の色にしたいなどあれば、してもいいかと思います。

それより注意すべき点は、まずは瓦の割れです。

割れから雨水が侵入し、雨漏りを起こす可能性があるため。

また割れた破片が落ち、2次被害が出る可能性もあります。

それらを防ぐ為に、定期点検と見つけた際のコーキングや瓦の差替え作業などがあります。

割れてる瓦を撤去

新しく瓦を葺き直し

 

次に棟や妻側の板金です。

板金はバルバニウム素材やフッ素加工、高耐候処理、ステンレスなどがあります。

錆にも強いですが、錆びないわけではありません。

だからと言って錆がひどくなって穴が開かない限り雨漏りにつながることはないかと思います。

では何が問題なのか。

板金の中は、大半が木材を使っていて、そこに板金を重ねる施工をします。

この中の木材が腐れていることがあります、

そうなると台風や突風などで板金が飛ばされる可能性もあり、

雨漏りや板金落下による2次被害につながります。

そこで、中の木材を新しくしたりします。ほとんどのお客様は木材交換と同時に

板金も新しい物に交換希望されるお客様が多いです。

 

最後に、雨漏りしなくても家の中の湿気を吸って木は痛みます

瓦が30年大丈夫でも、木材は(特に野地板)が屋根面が波打つほど弱くなってることがあります。

5年10年毎の見回りメンテナンス、30年目頃には再塗装より野地板の状態確認が優先になってくると思います。

また台所やお風呂場なのど換気不良により、野地板やそれを支える垂木が腐れることだってあります。

そのためにもまずは定期点検(メンテナンス)をお勧めします。

 

建てていただいたホームメーカーさんでも点検はしていただけると思います。

屋根は屋根屋にということであれば、弊社にお気軽にお問い合わせください。